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労組リスクに為替不安まで…二重苦に直面する韓国造船

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2026.10.20 07:27 Googleで中央日報を読み逃さない
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数年分の仕事を確保して好況を迎えた韓国造船業界で「秋闘」が長引いている。長期の不況を耐えただけに補償を受けなければならないという労働者と、今後の受注競争と投資負担を考慮しなければならない使用側の計算が分かれてだ。

造船業界によると、HD現代重工業労組はこの日から23日まで5日間にわたり全組合員を対象に1日7時間のストに入った。金属労組現代重工業支部のキム・ドンハ支部長は前日蔚山(ウルサン)造船所の高さ25メートルのクレーンに上がり無期限高空座り込みを始めた。

 
労使は先月30日に基本給12万ウォン引き上げと一時金1100万ウォン、約定賃金200%支給などを含む暫定合意案をまとめた。だが今月2日に組合員52%の反対で否決された。その後2回の交渉でも接点を見いだすことができなかった。昨年12月にHD現代尾浦と合併してからそれぞれ異なる賃金体系と団体協約を統合することも難題だ。

ハンファオーシャンは状況がさらに遅い。6月に交渉を始めてから30回近い交渉にも暫定合意案さえまとまっていない。労組は基本給14万9600ウォンの引き上げと成果給制改善、定年退職者の再雇用拡大などを要求し、キム・ユチョル労組支会長が8日からクレーンで高空座り込みを継続している。

ハンファオーシャン下請け労組も先月30日から高空座り込み中だ。3月の改正労働組合法施行により元請けと直接交渉する道が開かれたが、まだ2回しか交渉は行われていない。下請け労組関係者は「賃金と福祉が正規職の50%水準だ。賞与引き上げと成果給の同一支給、労働安全と雇用保障を要求中」と話した。ハンファオーシャンは「クレーン占拠と高空座り込みのように現場の安全と正常な生産活動を脅かす行為は妥協の対象にならない」として占拠中断を促した。

造船大手3社のうち、サムスン重工業は先月23日に基本給13万1786ウォン引き上げ、激励金700万ウォン支給などを含む今年の賃金交渉を妥結した。

労組の要求には長期の不況に耐えたことに対する補償心理が背景にある。造船3社は2010年代中盤に海洋プラント事業不良で数兆ウォン台の赤字を記録し、大規模構造調整を経験した。残った労働者も賃金削減などの苦痛を甘受した。造船業専門家は「経営陣の誤りで現場労働者が多くの犠牲を受け入れた。苦しい時に賃金を削ったなら好調な時に補償すべきという主張にも一理ある」と話した。ただ「中国との競争で受注シェアが落ちており、企業も未来に備えなければならない」として労使ともに譲歩が必要だと付け加えた。

スト長期化にともなう生産支障も懸念される。ハンファオーシャンは先月ストで船舶ブロック(船体構造物)をドック(船舶建造空間)に運ぶ巨大クレーン4台がすべて止まった。業界関係者は「クレーンが止まれば後続工程もずれ込むことになり、ストが長引く場合、船舶引き渡しの遅延につながりかねない」と話す。

ウォン高も業績には負担だ。7-9月期の平均為替相場は1ドル=1418ウォンで、4-6月期の1502ウォンより84ウォンのウォン高ドル安となった。船舶代金をドルで受け取る造船会社はドルが下がればウォン換算した売り上げと利益が減ることになる。韓国投資証券はこれによる7-9月期の営業利益減少の影響を、HD現代重工業が387億ウォン、HD現代三湖が234億ウォン、ハンファオーシャンが898億ウォンと推定した。19日の為替相場は1ドル=1330.30ウォンまでドル安が進み、10-12月期の収益性にも負担となる恐れがある。

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    2026.10.20 07:27
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    ハンファオーシャン労組のキム・ユチョル支会長が8日から巨済事業所のクレーンで座り込みを始めた。[写真 ハンファオーシャン労組]
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