【社説】大統領に「NO」と言えないのに柔軟な実用政府なのか=韓国
中央SUNDAY/中央日報日本語版2026.10.18 12:08
李在明(イ・ジェミョン)大統領がきのうSNSに「閣僚会議の公開を通じ閣僚の口をふさいでいるという虚偽の主張に対し深刻な遺憾を示す」と投稿した。一部閣僚が閣僚会議生中継を縮小してほしいと首相に建議したという報道に反論しながらだ。報道によると、一部閣僚は首相に「生中継をすれば大統領の体面などを考慮して言うべきことを言えなくなり、精製されていない大統領の発言が政策混乱を呼び起こす恐れがある」という趣旨で訴えたという。これに対し李大統領は「続く非公開会議で話せば良い」とした。今回の議論は閣僚の発言の真偽を問い詰める問題ではない。多くの国民が生中継と録画映像で李大統領の会議主宰と参席者の表情を見守ったためだ。上官が主宰する会議を経験した国民ならば閣僚らの泣訴と大統領の反論が語る状況をある程度理解している。刀の柄を握った人とその反対側に立った人の立場が違うというのは常識であるためだ。権力者の話は法になるのが常だが国の最高権力者の言葉の前で「大胆な閣僚」になるのは言葉ほど容易なことではないだろう。
李在明政権が導入した生中継閣僚会議が当初は新鮮な衝撃を与えたのは事実だ。国の意思決定の透明性を高めて国民との疎通を強化し、国民主権政府という名前に見合った効能感を与えた側面がある。行政経験豊富な李大統領は特有の細やかさで閣僚を圧迫したり賞賛したりして会議を進めた。だが誤りを正さなければならなかったり反論が必要になったりした場面で会議参席者だけでなく視聴する国民にまでもどかしさを感じさせたのも事実だ。当初の趣旨とは違い逆効果が少なくない点は否定し難い。