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親日派の遺墨が韓国国立中央博物館長の個人所蔵品だった……「展示の経緯を明らかにすべき」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.10.15 15:59
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国立中央博物館が愛国志士の遺墨として紹介・展示した後、親日派の朴重陽(パク・ジュンヤン、1874~1959)の遺墨であることが判明して撤去した文化財が兪弘濬(ユ・ホンジュン)国立中央博物館長の個人所蔵品だったことが明らかになった。兪館長は就任後、ほかの所蔵品も国立中央博物館に寄贈・展示する際、寄贈者として自身の実名を明記していたが、遺墨をめぐる問題が浮上して以降、展示品から自分の名前を削除した状態だ。

兪弘濬館長は問題となった遺墨「一飯是国恩」(一杯の飯も国の恩恵)について、中央日報の15日の電話取材で「個人所蔵品を貸し出したのは事実」と明らかにした。国立中央博物館は、19日に国会文化体育観光委員会の国政監査を控えて関連資料の提出を求められ、趙恩禧(チョ・ウンヒ)、鄭然旭(チョン・ヨヌク)両議員らの事務所にこの事実を確認して資料を提出した。

 
問題の遺墨は、特別展「私たちの食卓」(7月1日~10月25日)で、忠清北道報恩(ボウン)出身の愛国志士、朴源根(パク・ウォングン、1912~1950)の遺墨として紹介された。しかし、外部から疑問が提起され、展示開始から1カ月ほどで撤去された。博物館側は専門家による検証を経て、9月7日、この遺墨がかつて朴源根という名前を使用していた親日派の朴重陽の書と確認した。当時、博物館側は謝罪文を発表し、再発防止に努める意向を示したものの、遺墨の実際の所有者や具体的な展示の経緯については明らかにしなかった。

これについて兪館長は「私も愛国志士の遺墨だと思っていた。扶余郡立扶余博物館の建設のため扶余文化院に寄贈する予定だった作品の一つだった」と述べた。兪館長は2019~2024年に計865点(約27億ウォン相当、約3億円相当)を寄贈し、さらに「追加で鑑定評価の準備を進めていた」という。展示品の貸出は一部で指摘されているような「個人所蔵品の価値をつり上げる」意図ではなかったという釈明だが、結果的に客観的な検証が完了していない作品が国立中央博物館に展示されていたことを認める格好となった。兪館長は博物館側の謝罪文とは別に先月10日、「文化財の正確な意味を読み取れなかったのは(博物館の)能力不足であり過失」として公開謝罪した。

博物館側は各議員事務所への回答資料で「館長の推薦を受けて作品を借用した」と明らかにした。これに関連し、博物館考古歴史部門の関係者は同日、「検討段階から、展示されているほかの文化財とは別個のもので、調和しない展示品という声も出ていた」と伝えた。このためこの遺墨の検証手続きが不十分だった背景について兪館長の責任を問う声が強まっている。

匿名を求めた博物館の関係者は「展示作品の選定に最も慎重であるべき国立博物館で、館長の所蔵品、あるいは館長の推薦作品であるという理由から、学芸部門による十分な検証が行われない状況が懸念される」とし「博物館が公共財として持つ性格について、内部職員の痛切な反省と省察が求められる」と述べた。

一方、兪弘濬館長は就任後、個人所蔵品を国立中央博物館に何度か寄贈し、常設展示していることから、適切な検証・受贈手続きが行われたかどうかを確認すべきとの指摘も出ている。

中央日報の取材によると、4月から常設展示館の屋外階段に設置されている朝鮮時代の「石虎」彫刻は、兪弘濬館長の妻の所蔵品だったもので、現在は寄贈されて展示されている。また、7月に大韓帝国室の改編・再開館が行われた際、隣接する朝鮮室に「朴泳孝・金嘉鎮遺墨屏風」が新たに展示され、案内パネルには「兪弘濬寄贈」と記されていた。現在はいずれの作品にも寄贈者の名前は記されていない。博物館の関係者は「遺墨の問題があった後、展示品から寄贈者の名前を削除したと認識している」と話した。

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    2026.10.15 15:59
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    兪弘濬(ユ・ホンジュン)国立中央博物館長(左)が7月、特別展開幕式で宋美玲(ソン・ミリョン)農林畜産食品部長官(右)とキム・ヨンス文化体育観光部第1次官に遺墨「一飯是国恩」を紹介している。 カン・ヘラン記者
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