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300年来の数学仮説「ルパート特性」の反例、韓国の中3生がAIで解いた

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.10.14 11:34
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韓国の中学生が300年来の数学の仮説の反例を、人工知能(AI)を活用して証明したという趣旨の論文を公開し、数学界で論争が大きくなっている。

国際研究アーカイブプラットフォーム「ゼノド」と開発者プラットフォームの「ギットハブ」によると、「菱形十二二十面体はルパートではない」という論文が5日に事前公開された。論文の作成者は京畿道金浦(キョンギド・キンポ)のハンガラム中学校3年生チョン・ギヒョさんだ。彼は中央日報とのインタビューで、「数学難題を解くためにクロードでコードを作成し、これを再びAIで検証する方式で論文を書いた」と話した。チョンさんは指導教授ら助力者なしで自ら研究主題と方向を設定したと明らかにした。証明に必要な計算はノートパソコンで約38時間かかったという。チョンさんが自身の論文を米コミュニティのレディットで共有した投稿は、10日にクロードコードを共有する掲示板で人気投稿1位に上がったりもした。

 
チョンさんが証明したと主張しているのは、すべての凸多面体は自分自身を通過できるという「ルパート特性」に対する反例だ。菱形十二二十面体が自分と同じ大きさの複製を通過させることはできないということをAIで証明したという内容だ。菱形十二二十面体とは正三角形20個、正四角形30個、正五角形12個で構成された立体だ。

AIを活用して複雑な数学証明をやり遂げたという中学3年生の主張は論争的な反応を起こした。高等教育を受けていない中学生が専門的な学術領域の研究を遂行した点に驚くコメントがつけられた。これに対し「著者本人も内容を理解できていないだろう」という批判もあった。これについてチョンさんは「論文のすべての詳しい内容を1人で検証できる水準ではない」としながらも、「ほぼ同じ時期にそれぞれ異なる方法で同じ結論を出した論文があるので結論自体に間違いはない可能性が大きい」と話した。

論文が学問的成果と認められるためには査読などの検証を経なければならない。韓国基礎科学研究院(IBS)離散数学グループCI(研究責任者)のオム・サンイル氏は「アーカイブプラットフォームに論文が上がってきたというのは公開日を公認されるという意味で、内容を保証するものではない」と説明した。ソウル大学数理科学部のソ・インソク教授は「論文の著者はすべての内容を理解し、他の人の質問に答えられなくてはならない。研究にAIを活用したとしても著者がその論証を理解・補強してこそ完結性ある成果と認定される」と指摘した。

AIが伝統的な研究方法と学者の役割を変えているという評価も出ている。最近オープンAIが「7大数学難題」のひとつである「ナビエ–ストークス方程式の解の存在と滑らかさ」の解決策を導出したと明らかにし数学界はAIと人間の研究功労をどのように評価するかに注目している。蔚山(ウルサン)科学技術院(UNIST)数理科学科のチェ・ギュドン教授は「チョンさんの論文は著者の専門的な訓練の有無と論文の学術価値が別個であり得るという点で興味深い事例。こうした変化が数学の研究方式にどんな影響を及ぼすのか注目される」と話した。

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