【社説】北朝鮮には免罪符、同盟には亀裂、韓国統一部長官の責任
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.10.12 14:24
鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官の発言が北朝鮮の挑発に対する責任をあいまいにし、韓米同盟の信頼にも負担を与えている。8日、国連総会で車智勲(チャ・ジフン)駐国連大使が北朝鮮の軍事境界線(MDL)南側地雷埋設を停戦協定違反として謝罪を要求すると、北朝鮮代表は鄭長官の国会発言を引用して反論した。合同参謀本部と国連軍司令部が北朝鮮の過失を最終確認したにもかかわらず、鄭長官は韓国軍兵士3人が負傷した事件を「事故」と表現し、「まだ地雷攻撃と断定することはできない」と述べた。これを北朝鮮が責任回避の根拠として利用したのだ。労働党の金与正(キム・ヨジョン)部長も「鄭長官が北の故意的攻撃と断定しがたいと告白した」と嘲笑した。北朝鮮の挑発を糾弾すべき韓国政府の当局者が、むしろ北朝鮮に反論の口実を与えた格好だ。
鄭長官が懸案で波紋を呼んだのは今回が初めてではない。北朝鮮の「二つの国家論」をめぐる態度も懸念される。鄭長官は南北関係を北朝鮮式の表現「朝韓関係」と呼び、北朝鮮の「二つの国家論」に呼応するような言動を見せている。対北独自制裁をめぐり外交部と意見の違いを露呈するなど、部処間の政策調整でも一貫した声を出せていない。