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[サッカー]一方の主張、他方の主張…韓国代表が「崩壊」危機

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.10.09 10:34
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韓国サッカー代表のロベルト・モレノ監督が進退窮まる状況に直面している。代表チーム内部の対立が表面化したものの、暫定監督という立場ではエースの孫興慜(ソン・フンミン、34歳、LAFC)を外すことも、主力メンバーである1996年生まれの金玟哉(キム・ミンジェ、バイエルン・ミュンヘン)、黄仁範(ファン・インボム、ポルト)、黄喜燦(ファン・ヒチャン、シャルケ)の反発を無視するのも難しい。



 
サッカー界ではこの状態で来年1月のサウジアラビア・アジアカップに臨めば「砂上の家」のようなチームになりかねないとの懸念が出ている。大韓サッカー協会は対立が表面化するたびにその場しのぎの対応を続けてきたうえ、現在は会長のポストも空席となっている。選手間の対立を調整するための適切な窓口がない状況だ。

代表チーム内部の対立は珍しいことではない。フランス代表は2010年の南アフリカワールドカップ(W杯)期間中、ニコラ・アネルカが監督に暴言を吐いたとして帰国処分を受けると、選手たちが練習を拒否した。フランスは1勝も挙げられずに敗退した。後任のローラン・ブラン監督はボイコットに加わった23人全員を初戦のメンバーから外し、フランスサッカー連盟は主将のパトリス・エブラら主導者を処分した。その後、チームを再建したフランスは2018年のロシアW杯で優勝した。

スペイン代表は選手同士の対話で対立を解消した。2011年、レアル・マドリードとバルセロナの「エル・クラシコ」での衝突が代表チーム内部にまで波及すると、レアル・マドリードの主将イケル・カシージャスがバルセロナのシャビ・エルナンデスに自ら電話をかけた。スペインは翌年のユーロ2012で優勝した。

ベルギー代表は2022年カタールW杯で「世代高齢化」をめぐる選手間の対立の末、グループリーグで敗退した。翌年はGKティボ・クルトワが主将の選任問題をめぐり監督と衝突し、2年近く代表チームから離脱した。新たに就任したルディ・ガルシア監督は「白紙の状態から再スタートする」としてクルトワを代表に復帰させた。その後、クルトワがゴールを守るベルギーは北中米W杯でベスト8に進出した。

この3つの事例で結果を分けたのは主将だったという分析が出ている。スペインでは主将が先に和解に動き、フランスでは主将がボイコットを主導した。ベルギーでは主将の座そのものが対立の原因となった。

主将は最も実力のある選手ではなく、チームを一つにまとめる人が務めるべきだ。君臨する立場ではなく、仲間に気を配り、さまざまな意見をまとめる奉仕の役割だ。チームが内紛に直面した際、その責任の重みは数倍にも増す。

今回の事態を受け、孫興慜主将をめぐる議論も再び浮上した。孫興慜は韓国サッカー史上最高の選手の一人と評価されている。しかし孫興慜が主将を務めた9年間には、2022年カタールW杯での「2701号室騒動」、2024年アジアカップでの「卓球騒動」、2026年北中米W杯での「インタビュー・ボイコット」などチーム内部の問題が相次いで表面化した。朴智星(パク・チソン)が主将を務めていた時代とは代表チームの雰囲気が異なるとの評価もある。

主将を務める期間も特別長い。歴代の韓国代表主将のうち孫興慜に次いで長く主将の腕章をつけた金鎬坤(キム・ホゴン)は4年4カ月だった。朴智星や奇誠庸(キ・ソンヨン)は30歳前後で後輩に主将の腕章を譲った。

孫興慜の役割が変わっている点も考慮すべきという声が出ている。主将のリーダーシップはピッチ上で最も大きく発揮される。孫興慜は次のW杯が開催される2030年には満38歳となる。サッカー界の一部では孫興慜が主将から退き、表立たずにチームを後方から支える立場に回ることがチームと本人の双方に良いという意見が出ている。年代別代表チームの監督を務めたある指導者は「孫興慜が『自分はやるべきことを十分にやったので、これからは後方から支えていく。君たちが中心になれ』と自ら先に言えばチームワークもよくなるだろうし、重荷を下ろして気楽にプレーすれば選手生命も長く維持することができる」と話した。

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