【コラム】李大統領に足りないもの(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.09.10 14:29
第二に、李大統領は謝罪するよりも、適当な理由を挙げて反論したり問題を切り抜けたりするのに優れているようだ。週52時間勤務制の例外措置をめぐる産業通商部と雇用労働部の足並みの乱れを批判すると「意見の違いを調整した後、確定した意見だけを出すのは密室行政だ」と反論した。各省庁で議論した後に最善の政策を発表することを密室行政と呼ぶのは理解しがたい。次のように率直に言っていれば、より信頼を得られたはずだ。「週52時間制をめぐって混乱を招いた。最善の方法を探しているので見守ってほしい」。
税制改正案も同じだ。李大統領は「政府案を発表した後、立法予告期間に国民の意見を受け入れるのが望ましい」と述べた。正常な立法手続きであり、反対意見を反映して修正すればよいので大きな問題ではないという意味に聞こえる。税制改正案を発表しておきながら、今回のようにあれこれと修正したケースは珍しい。それはそもそも政府案に問題が多かったからだ。未熟な政策によって不安と混乱を招いたことに遺憾を表明することもなかった。