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ナチス以来初の政権獲得に迫るドイツ極右政党…その背後に「最も危険な男」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2026.09.08 06:44 Googleで中央日報を読み逃さない
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欧州を席巻する反移民感情が、「ナチスの歴史」を徹底してタブー視してきたドイツをも揺さぶっている。ドイツの州議会選挙で極右政党が40%を超える得票率で圧勝し、国内にとどまらず、欧州全体に波紋を広げている。第二次世界大戦後のドイツで初めて、極右政党の政権獲得が現実味を帯びてきたとの見方が出ている。

6日(現地時間)、ロイター通信などによると、同日実施されたドイツ東部ザクセン=アンハルト州の州議会選挙で、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が43.8%の得票率で他党を圧倒し、第1党となった。旧東ドイツ地域に位置するザクセン=アンハルト州は人口約230万人で、ドイツ東部の民意を占う地域とされる。

 
フリードリヒ・メルツ首相率いる与党・キリスト教民主同盟(CDU)は、得票率17.2%で第2党にとどまった。このほか、中道左派の社会民主党(SPD)が9.3%、緑の党が8.9%、左翼党が8.6%を獲得した。2021年の前回選挙では、AfDの得票率は20.8%、CDUは37.1%だった。5年で形勢が大きく逆転したことになる。

メルツ首相は同日、沈痛な面持ちで記者団の前に立ち、敗北を受けた心境を語った。「ここ数年、数十年で最も手痛い敗北だ」とし、「わが党は根底から揺さぶられた。党も、私も、連邦政府も、これまでと同じやり方を続けることはできない」と述べた。さらに、自身の低い支持率と改革の遅れが逆風となったことを認め、「人々のさまざまな思いにも寄り添いながら、より効果的に国民に働きかけなければならない」と強調した。

AfD圧勝の背景として、まず挙げられるのが欧州全体に広がる反移民感情だ。移民・難民に対する厳しい規制を政策の柱に据えたAfDは、▷不法移民の迅速な送還を専門に担うタスクフォース(TF)の新設 ▷移民労働者の流入抑制 ▷ウクライナ難民への保護の縮小--などを公約に掲げた。こうした政策が有権者の心をつかんだと分析されている。

◇両極端は通じ合うのか…極右の政権獲得構想に「極左との同盟」

実際、ドイツの世論調査機関インフラテスト・ディマップが6日に実施した調査では、ザクセン=アンハルト州の有権者の38%が「難民の受け入れや亡命申請への対応で、最も問題解決能力がある政党はAfDだ」と答えた。

統一から30年以上が過ぎても解消されない旧東西ドイツ間の格差も、AfDの勝利を支える土台となった。ドイツの中央銀行であるドイツ連邦銀行が発表した2023年の家計資産調査によると、旧東ドイツ地域の世帯純資産の中央値は3万5900ユーロ(約640万円)で、旧西ドイツ地域の14万3200ユーロの4分の1程度にとどまった。英国ケンブリッジ大学キングス・カレッジで現代ドイツ史を専門とするマルクス・ベーイク助教は、ガーディアンに対し、「AfDは、東ドイツの住民が自分たちを二級市民だと感じる疎外感を、うまく支持に結びつけた」と指摘した。

このほか、若く親しみやすいイメージを持つ州首相候補で州党代表のウルリヒ・ジークムント氏(35)が、SNSを中心に展開した選挙戦も奏功したとの見方がある。同氏は「過激な発言で知られる従来のAfD強硬派とは一線を画す人物」(ロイター)と評される一方、反対陣営からは、親しみやすいイメージで極端な主張を覆い隠しているとの批判も出ている。週刊誌シュピーゲルは先月、ジークムント氏を表紙に起用し、「ドイツで最も危険な男」との見出しを付けた。

ナチス以来初の政権獲得に迫るドイツ極右政党…その背後に「最も危険な男」(2)

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    2026.09.08 06:44
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    6日(現地時間)、ドイツ・ザクセン=アンハルト州議会選挙の開票イベントで、出口調査の結果発表を受けて演説する極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の州首相候補、ウルリヒ・ジークムント氏。ドイツの週刊誌シュピーゲルは同氏を「ドイツで最も危険な男」と評した。[AFP=聯合ニュース]
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