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マグロまで全滅…真っ赤に染まった巨文島の海を覆う「見慣れない生物」=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.08.25 07:02
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◇1.6度上昇した海…プランクトンは減少、有毒クラゲは増加

巨文島をはじめとする韓半島(朝鮮半島)周辺の海では、世界のどの海域よりも速いペースで温暖化が進んでいる。国立水産科学院によると、過去58年間(1968~2025年)に韓国周辺海域の水温は1.6度上昇した。世界平均の上昇幅である0.76度の2倍を超える。

 


特に直近10年間(2016~2025年)は、毎年0.09度ずつ上昇するなど、過去35年間(1991~2025年)と比べて温暖化の速度が3倍に速まった。今年も上半期の水温が観測史上最高を更新し、夏に入ってからも高水温が続いている。

こうした急速な温暖化によって、海の生態系は大きく変わった。食物連鎖の出発点となる植物プランクトンは1990年代後半と比べて58%減少した一方、クラゲなど、夏季の有毒種の出現は60%増加した。

国立水産科学院気候変動研究課のハン・インソン課長は、「海の猛暑とも呼ばれる海洋熱波が頻繁に発生し、その強度も増している。そのため、生態系の下位に位置するプランクトンが影響を受け、海の基礎生産力が低下している」とし、「その影響が海洋生態系の食物網を通じて次第に上位へと広がり、水産業にも及ぶ可能性がある」と説明した。

◇人口減少で環境はさらに悪化 「気候危機は複合災害」

気候危機の最前線に暮らす島の住民たちも、深刻な打撃を受けた。高水温による養殖場の被害が拡大し、廃業した人や、漁獲量の急減によって漁業を諦めた人もいる。チョン代表もその一人だ。チョン代表は、「マグロのいけす養殖をしていたが、赤潮が発生し、育てていたマグロのほとんどが死んだため、養殖を中止した」と話した。

生計を立てるのが難しくなると、島を離れる人も増えた。巨文島が属する麗水市三山面(ヨスシ・サムサンミョン)の人口は1948人で、10年前の2344人から約17%減少した。一時は小学校が4校もあったが、現在では1校しか残っていない。残る1校も、児童数が足りず、廃校の危機に直面している。

島の人口減少は、環境問題をさらに深刻化させた。海岸に絶えず流れ着く海洋ごみも、処理する人手が足りず、対処しきれなくなっている。

専門家らは、人口減少と高齢化によって、島には急激な気候変動に自力で対応する力が残されていないと懸念する。国立木浦(モクポ)大学のホン・ソンギ教授(島嶼文化研究院長)は、「気候があまりにも速く、しかも予測できない形で変化しているため、適応するのが難しいのが現実だ」とし、「島の消滅を防ぐには、気候だけでなく、生態系や人口の問題まで考慮した複合的な対策が必要だ」と強調した。

マグロまで全滅…真っ赤に染まった巨文島の海を覆う「見慣れない生物」=韓国(1)

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    2026.08.25 07:02
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    巨文島(コムンド)沖で大型のソフトコーラルが倒れている。「国立公園を守る市民の会」は、「サンゴの一部が溶けるなど、高水温によるストレスで死滅したものとみられる」と説明した。[写真 国立公園を守る市民の会]
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