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ネタニヤフ首相の次の標的はトルコ?…シリアめぐり主導権争い

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.08.21 09:19
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イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、最近イスラエル軍がシリア北部の空軍基地を空爆したのは、トルコ(テュルキエ)が警告を無視してシリアで軍事力を増強したためだと明らかにした。

ネタニヤフ首相は19日(現地時間)、「前日、シリア北部イドリブ付近の空軍基地を攻撃したのは、トルコがシリア国内での軍事力増強に関連するわれわれの警告を無視した結果」とし、「メッセージを伝えたが、彼らには聞こえなかったようだ。そこで彼らがこのメッセージをより確実に理解できるよう措置を取った」と明らかにした。続けて「われわれを脅かしながら南下するトルコの軍事力増強を絶対に容認しない」と強調した。

 
ネタニヤフ首相は空爆当日にも声明を通じて「イスラエルとシリアはこれまで軍事・安全保障問題で兵力配置の現状維持に合意してきた」とし、「しかしシリアがこれに違反し、トルコ軍がアレッポ付近のシリア空軍基地に進入することを許可したため対応した」と明らかにした。一方、トルコはイスラエルの主張を荒唐無稽な疑惑だと一蹴した。AFP通信によると、トルコ国防省関係者は20日、「イスラエルの攻撃前にも攻撃当時にも、該当するシリア空軍基地にトルコ軍事代表団はいなかった」と述べた。

イスラエルとトルコがシリアをめぐって対立を深めている。2023年のガザ地区戦争に対する立場の違いで悪化した両国関係がさらに激化する様相だ。今回の空爆はバッシャール・アサド政権崩壊後、シリアの安保秩序を誰が主導するかをめぐり、イスラエルとトルコの利害が正面から衝突した結果との分析が出ている。24年間シリアを統治したアサド政権は2024年12月に崩壊した。その後、シリアが新たな政治・安全保障秩序を構築する過程で、イスラエルとトルコはそれぞれ自国の軍事的影響力を拡大するため競争した。

イスラエルはアサド政権崩壊後、シリア南部で軍事的な足場をさらに強化した。イスラエルは1967年の第3次中東戦争当時、シリアからゴラン高原の大部分を奪って占領した後、実効支配してきた。アサド政権崩壊後にはゴラン高原に接するシリア南部の安全地帯に兵力を駐留させ、影響力を行使してきた。

一方、トルコはシリア新政府を率いる親トルコ派のアフマド・シャラア大統領を支援している。現在、トルコはシリア軍の訓練を支援する一方、国家機関とインフラの再建を助け、シリア新政府に外交的支援を提供している。両国間の経済的な接点も広がっている。トルコのアルパルスラン・バイラクタル・エネルギー天然資源相はこの日、「トルコ企業がシリアで新たな油田を探査する準備が整った」と明らかにした。

イスラエルはトルコとシリアの接近を新たな安全保障上の脅威とみなし、警戒してきた。シリア新政府がトルコの支援を背景に、今後パレスチナ武装政派ハマスのようなイスラエルの敵対勢力へと変貌する可能性があるためだ。これにはシリア新政府を率いるシャラア大統領の過去の経歴も影響した。シャラア大統領は過去にアルカイダおよびイスラム国(IS)とつながりのある武装勢力で活動したことがある。

欧州の外交専門誌「モダン・ディプロマシー(Modern Diplomacy)」は「今回の衝突は、シリアがトルコとイスラエルの競争でますます重要な舞台になりつつあることを示している」とし、「アサド政権後のシリアの過渡期的状況は、異なる域内ビジョンが衝突する競争の場となった」と評価した。また「問題はイスラエルとトルコの両国が望む安全保障秩序が根本的に異なるということ」とし、「(トルコとイスラエルが)信頼できる意思疎通チャンネルを構築できなければ、シリアはますます危険な火薬庫になりかねない」と分析した。

一部では、ネタニヤフ首相が10月の総選挙を控え、支持率での劣勢を克服するため、トルコを新たな敵として支持層の結集に乗り出したとの分析も出ている。イスラエル国家安全保障研究所(INSS)のガリア・リンデンシュトラウス上級研究員はAFP通信に「ネタニヤフ首相が反トルコカードを活用する姿を見ることができる」とし、「彼はこれが自身の支持層を結集できる手段だとみているようだ」と述べた。

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    2026.08.21 09:19
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    イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が17日(現地時間)、10月の総選挙を控えて実施されたリクード党の主要投票所で投票するため、イスラエル・エルサレムに到着した。AFP=聯合ニュース
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