【コラム】1万円札の失墜
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.07.13 13:46
日本の近代産業の礎を築いた渋沢栄一(1840~1931年)は、銀行、鉄道、百貨店など約500社の設立と東京証券取引所の創設に関わり、「日本資本主義の父」と呼ばれる。日本は2024年7月から、渋沢を1万円札の新たな肖像に採用し、経済再飛躍への意志を強く示した。しかし、新紙幣の流通開始から2年が経過した現在、1万円札の存在感は当初の期待とはかけ離れている。
円の地位は1985年のプラザ合意を転機に大きく変化した。急激な円高は日本経済の黄金時代を象徴していた。しかし、バブル経済崩壊後、円は次第に力を失い始めた。「失われた30年」を経た現在、円の実質購買力は1995年のピーク時と比べて3分の1程度まで低下している。