【コラム】習近平中国国家主席の訪朝が残したもの(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.06.25 11:08
注目すべきなのは、両国メディアが「戦略的意思疎通の強化」を強調したことだ。これは北京の路線に北朝鮮を徹底的に従わせるというシグナルであり、習主席が金委員長の行動範囲を強く制約する意思を示したものだ。今回の首脳会談で北朝鮮の非核化問題が取り上げられなかったのは事実だが、それをもって中国が北朝鮮の核を容認したと解釈するのは行き過ぎだ。北朝鮮が7回目の核実験を強行できなかった背景には、中国の圧力があった可能性が高いからだ。
今回の会談のテーブルには、北朝鮮の通常兵器に関する問題も議題に上ったとみられる。代表団に中国国防相が含まれていたことが、その傍証だ。北朝鮮が最近、巨額の予算を投じて通常戦力の近代化を進めていることは興味深い。北朝鮮は「敵」が自国の核兵器使用の可能性を疑っていると感じているのかもしれない。相手が核使用を信じなければ核抑止力は失われるため、実際に使用可能な軍事力、すなわち通常兵器の近代化による抑止力が必要になったということだ。