【コラム】習近平中国国家主席の訪朝が残したもの(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.06.25 11:07
中国の習近平国家主席が8~9日に平壌(ピョンヤン)を訪問した。逆説的だが、習主席の平壌訪問が残した最も重要な結果として、北朝鮮が危険な行動に出る可能性がわずかながら低下した点を挙げることができる。多くの専門家は、今回の訪朝の目的について、最近急速に接近した北朝鮮とロシアの蜜月関係をけん制するためのものだと分析した。もちろん、中国は昨年、北朝鮮が開催した行事に高官を派遣せず、「朝中友好の年」閉幕式を省略し、無愛想な公式書簡を送るなど、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とウラジーミル・プーチン大統領の蜜月関係への不快感を示してきた。しかし、外交において不快感を示すことと実際の行動との間には大きな隔たりがある。中国が朝ロ関係を本当に懸念し、けん制しようとしていたのであれば、もっと以前から断固とした措置を講じていたはずだ。しかし、中国はそうしなかった。
今回の習主席の訪朝は、朝中同盟そのものを大々的に祝う場でもなかった。同盟強化が最大の目的だったのであれば、「朝中友好協力相互援助条約」締結65周年を迎える来月11日に日程を合わせ、祝賀ムードの中で訪朝を行っていたはずだ。習主席と金委員長は首脳会談を行ったにもかかわらず、共同声明を発表しなかった。先月のプーチン大統領の北京訪問とは対照的だった。