【コラム】米国と中国が隠密に議論する先端技術秩序(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.05.25 15:43
第四に、米中のバイオデカップリング(分離)は現実化するのだろうか。トランプ政権は昨年12月にバイオセキュリティ法に署名し、米国の安全保障に対する脅威となる中国のバイオ企業の技術・製品・サービスの使用禁止を予告した。しかし現在、世界のメガファーマ(大手製薬会社)の新薬候補物質の30%が中国で生み出され、世界の新規臨床試験の40%が中国で行われている。さらに中国の企業や研究所、大学はバイオにAIを積極的に取り入れ、世界で最もダイナミックなバイオイノベーションのテストベッドに生まれ変わっている。中国の北京、上海、江蘇省にある外資系R&Dセンターの大半が米国や欧州のバイオ・製薬企業である事実は、中国のバイオ産業の潜在力を無視することがいかに難しいかを裏付けている。米国のバイオセキュリティ法が2028年の実行段階で果たして自国のバイオ企業をもう一つのエヌビディアにするのか注視する必要がある。
◆急変する技術秩序の中で見いだすべき機会