「テーブルに着いていなければ、メニューにされる」… 「反トランプ戦士」となったカナダ首相
「テーブルに着いていなければ、メニューにされる。強者は都合のいい時には、自らを国際秩序の例外とし、貿易ルールを一方的に運用する。強圧に対抗するため、中堅国(middle power)が力を合わせよう」
カナダ首相のマーク・カーニー氏(61)が今年1月、スイス・ダボスフォーラムで行った演説の一節だ。カーニー氏は30分間の演説で、「米国」や「トランプ」という言葉を一度も口にしなかった。しかし、その“強者”が誰を指しているのか、誰もが分かっていた。G7(米国・日本・ドイツ・英国・フランス・イタリア・カナダなど主要7カ国)に属してはいるものの、大国と呼ぶにはやや荷が重いカナダからの挑発だった。