ロールモデルだったが…欧州で勢力強めた強硬右派が「トランプ離れ」する理由(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.05.20 14:22
周辺部に留まっていた彼らが政権勢力へと浮上した背景には、極端なイメージを果敢に捨て去った戦略の変更があった。メローニ首相は就任後、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)の枠組みを維持しながら実用路線を歩み、「統治可能な勢力」であることを証明した。マリーヌ・ルペン氏は2011年に党権を握って以降、過激な言動を控え、生活物価や治安といった日常的な課題を前面に出すことで中道層の拒否感を緩和した。ガーディアン紙はルペン氏の後継者に浮上したジョルダン・バルデラ氏について「柔らかく落ち着いた口調、スーツとネクタイを着用した端正なイメージにより、極右のメッセージを平凡かつ主流派のもののよう見せている」と説明した。
ウクライナ戦争による安全保障上の不安や、欧州の経済低迷も追い風になった。西江大国際大学院のキム・ジェチョン教授は英国の事例を挙げながら「経済が総体的に困難な状況の中で『労働党でもダメ、保守党でもダメ』という認識が広がり、結果的に強硬右派という新しい勢力を支持する人々が増えた」と分析した。