「トゥキディデスの罠はない」としていた習氏、トランプ氏の前で「克服すべき」…「G2」既成事実化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.05.15 08:37
ドナルド・トランプ米国大統領と習近平中国国家主席の14日(現地時間)の北京首脳会談で最も目を引いた表現は、習主席が述べた「トゥキディデスの罠」だ。「トゥキディデスの罠」とは、新興強大国が浮上する際、既存の強大国との衝突の危険が構造的に高まるという概念の国際政治用語だ。
習主席がこの表現を使ったのは初めてではないが、過去とは明確な違いを見せるという点で注目される。過去には「罠はない」に力点が置かれ衝突回避に焦点を合わせていたとすれば、今回はトゥキディデスの罠を両国関係の前提として既成事実化するようなニュアンスに近かった。中国が米国と対等な位置に立ったことを強調しながら、両国が世界秩序を事実上二分する、いわゆる「G2時代」を宣言する象徴的な意味が込められたという分析が出ている。