水だと思って甘く見るな…石油より恐ろしい「ウォーター・ウォー」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.05.05 10:31
中東情勢が激動する中、「水」が新たな衝突の火種として浮上している。2月末に米国・イラン戦争が勃発して以降、イランが海水を飲料水や生活用水に変える湾岸諸国の海水淡水化施設を繰り返し脅かしており、水資源が戦場の変数として浮上したためだ。気候危機と産業構造の変化で世界各地の水紛争が深刻化する中、戦争がその火種を大きくしたという指摘が出ている。
国連大学水・環境・健康研究所(UNU INWEH、国連傘下機関)が今年初めに発表した報告書「Global Water Bankruptcy(世界の水破産)」によると、全世界の水関連の紛争は2010年の20件から2024年には400件以上に急増した。水の価値は高騰している。世界自然保護基金(WWF)は「現在、水と淡水生態系の価値は58兆ドル(約9120兆円)で、全世界のGDPの約60%を占めるが、その比重は高まり続けている」と明らかにした。先端技術に国家の命運がかかる時代に、最も基本的な資源である水が戦略・安保上の変数へと格上げされたのだ。