【時視各角】トランプ氏の「取引の技術」はなぜ通じないのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.03.30 15:02
米国の対イラン戦争がますます泥沼化している。経済的ショックに狼狽した米国が出口を探っているが、思うようにいかない。開戦初期のわずか6日間で消耗した費用だけで113億ドル(約1兆8052億円)。1秒に3300万ウォン(約348万円)近く費やした計算だ。ペンタゴン(国防総省)はすでに2000億ドル規模の緊急追加予算を要請した状態だ。当初、米国が豪語していた「短期的精密打撃」のシナリオはどこかに行ってしまった。
今回の戦争の根底には、トランプ氏特有の「取引の技術(Art of the Deal)」が占めている。彼の戦略は明確だ。相手を極限まで追い詰めて恐怖を誘発した後、自身が望む条件を貫徹する方式だ。「大きく考える(Think Big)」で相手を圧倒し、「選択の幅を広げる(Maximize Options)」で予測不能性を最大化させ、「レバレッジの活用(Use Your Leverage)」で相手の急所を突くのがその核心だ。開戦とともにイラン首脳部を集団除去し、局面を掌握したかのように見えた。