【社説】イラン戦争1カ月…大韓民国に投げかけた課題
米国の「壮絶な怒り」作戦で火ぶたを切ったイラン戦争がきょうでちょうど1カ月を迎えた。開戦初期に圧倒的火力と人工知能(AI)を前面に出した精密打撃により首脳部を除去することで戦争を早期に終結させるという米国の豪語ははずれた。今回の事態の決定的変数はホルムズ海峡封鎖だった。トランプ米大統領が自画自賛した戦術的成果にもかかわらず、戦場はうんざりする消耗戦に突き進み、その余波はホルムズ海峡を超えて世界経済の根幹を揺さぶっている。国際エネルギー機関(IEA)は今回の事態が1970年代のオイルショックとウクライナ戦争を合わせたよりもっと大きな衝撃だと警告した。第三国の仲裁により進行中という終戦交渉の行方も不透明だ。
イラン戦争は地球の反対側で起きたことがリアルタイムでわれわれの日常生活に打撃を与えるという事実を新たに呼び覚ましてくれた。原油輸入量の70%以上を中東地域に依存している韓国はホルムズ海峡封鎖という直撃弾を受けた。国際原油価格が10ドル上がるたびに国の貿易収支が80億ドルずつ悪化する韓国の構造的脆弱性は半導体と自動車など主力産業の世界的競争力を深刻に脅かしている。基礎原料であるナフサの供給支障が石油化学産業を強く圧迫し、製造業全般のドミノ衝撃につながった。