中東石油の比率はわずか8%だが…トランプ氏がホルムズ海峡に固執するのは
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.03.25 06:43
ホルムズ海峡を経て流通する中東産原油にほぼ依存していない米国が、同海峡の開放に死活をかける背景には、韓国の航空燃油があるという分析が出ている。米エネルギー情報局(EIA)によると、昨年、米国が輸入した中東産原油の比率は7.9%だ。2010年代のシェール革命により、世界最大の石油輸出権を掌握した影響だ。重質油など必要な原油の大部分は、カナダ(63.3%)やメキシコ(6.2%)などから輸入している。
それにもかかわらず米国がこの海峡を守ろうとするのは、年間1080万トン以上を輸出し(シェア29%)、世界1位の座を維持している韓国航空燃油のためだ。EIAによると、米国は昨年、航空燃油の約70%を韓国から輸入した。気圧と温度が低い環境で運航する航空機の特性上、航空燃油には高度な精製技術が必要とされる。産油国ではない韓国の生産量が最も多い理由だ。韓国航空燃油の原料の大部分は中東産であるため、ホルムズ海峡の封鎖が長期化すれば、米国国内の航空燃油供給にも支障をきたすことになる。ソウル科学技術大学エネルギー政策学科の劉昇勲(ユ・スンフン)教授は「米国国内の航空機が離陸できない状況も十分に起こり得る」と指摘した。