【社説】世界の視線が集まるBTS公演、韓国文化を一段と高める契機に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.03.20 14:15
21日午後、ソウル光化門(クァンファムン)一帯が世界の視線が集まる巨大な野外公演の場となる。3年9カ月ぶりに7人の完全体となるBTS(防弾少年団)のカムバックショー『BTSカムバックライブ:ARIRANG(アリラン)』が開催されるためだ。2013年のデビュー当時、無名で中小芸能事務所(現HYBE)所属だったBTSは「Love Yourself」という一貫したメッセージで世界中の10代を魅了した。共同体的なグローバルファンダム「ARMY(アーミー)」を3000万人規模に育て、韓国はもちろん、世界の大衆文化史を塗り替えてきた。
前日に公開される5枚目のフルアルバム『ARIRANG』と21日のカムバックショーは、Kヘリテージ、すなわち韓国の文化遺産を鮮明に刻み込もうとする様相を呈している。韓国特有の情恨をコンセプトとした『ARIRANG』の14曲を、世宗(セジョン)大王と李舜臣(イ・スンシン)将軍の銅像が立つ歴史的空間である光化門の舞台で披露する予定だ。約1時間にわたるカムバックショーは、米国スーパーボウルのハーフタイムショーを演出したプロデューサー、ハミッシュ・ハミルトンが総演出を務め、巨大OTTサービスのネットフリックス(Netflix)を通じて世界190カ国にライブ配信される。約3億人と推定されるネットフリックスの加入者のうち、同時接続数がどれほどになるか予測は難しいが、「同時に経験するライブイベントは強力な結束力と集団記憶を生み出す」(イ・ソンミン韓国放送通信大教授)との分析を踏まえれば、世界の人々にKヘリテージの記憶を刻む絶好の機会だ。光化門は、王と民が意思を交わした歴史空間(月台・ウォルデ)やろうそくデモの群衆が集結する民主主義の空間にとどまらず、Kカルチャーの地位を再確認する文化空間へと変貌する。経済効果も相当規模に上るとみられる。ブルームバーグはカムバックショーの経済効果を1億7700万ドル(約2700億ウォン、約282億円)と推計した。