【社説】在韓米軍防空戦力の中東搬出、北核抑止の弱化が懸念される
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.03.11 14:28
李在明(イ・ジェミョン)大統領が昨日(10日)、「在韓米軍が軍事的必要に応じて一部の防空武器を搬出することに反対意見を出しているが、全面的に貫徹できないのが厳然たる現実」と述べた。その間、韓米軍当局は在韓米軍の戦力搬出にあいまいな立場を見せてきたが、李大統領が事実上これを認めた。米メディアでは慶尚北道星州(ソンジュ)に配備されたTHAAD(高高度防衛ミサイル)砲台の一部が中東に移動中という報道もあった。
李大統領は韓国の軍事力レベルが世界5位、年間国防費支出が北朝鮮国内総生産(GDP)の1.4倍という具体的な数値はもちろん、国軍将兵の高い士気と責任感にまで言及しながら「全く懸念する状況ではない」と強調した。国民を安心させようという意図とみられる。しかし国民の安保不安は北朝鮮の通常兵器よりも核武力のためだ。金与正(キム・ヨジョン)労働党部長はこの日、韓米連合演習の開始に合わせて脅威を与える発言をしながら「圧倒的な特殊手段」に言及したが、これは核兵器をいう。現在、在韓米軍の搬出の筆頭候補はパトリオットやTHAADのような防空武器だ。THAADは現在、国内に代替武器がない。そうでなくとも北朝鮮の核ミサイル脅威に対応する手段が不足する中、それまでが減り、実際は懸念される状況だ。