【コラム】トランプ発の中東・欧州混乱、韓国にとっても他人事ではない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.03.09 15:49
米国大統領が不信を買っている。ドナルド・トランプ大統領は、初めて大統領選に出馬した2016年から「新しい戦争はしない」と約束してきた。米国がベトナム、イラク、アフガニスタン、リビアで政権交代を試みて失敗した歴史を批判してきたのだ。ネオコンを「戦争狂」と非難した。「米国第一主義」で武装したMAGA(米国を再び偉大に)勢力はこれに熱狂した。
今、トランプ氏は完全な別人となった。2025年の2期目就任以降、軍事行動を承認した国は7カ国に上る。人口9000万人のイスラム教シーア派の盟主であるイランにまで手を出し始めた。イスラエルのネタニヤフ首相と手を組んで敢行した空爆と、最高指導者であるハメネイ師の爆死により、中東と欧州は全く望まぬ戦争の渦に巻き込まれている。彼は2027年の国防予算を史上最大の50%増となる1兆5000億ドル(約237兆5550億円)に増額するよう要請している状態だ。アイゼンハワー大統領は1961年の退任時、「軍産複合体の影響力が民主主義を脅かす可能性がある」と述べた。商売人出身であるトランプ氏の逆走は、5つ星将軍出身の大統領による警告を呼び起こしている。