【社説】拡大するイラン空爆の波紋、事態長期化に万全の備えを
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.03.03 14:21
米国によるイラン空爆の波紋が広がっている。イランが対抗措置に乗り出して米国側に死傷者が発生すると、ドナルド・トランプ米大統領は再び報復を公言した。両者の交戦が続く中、親イラン勢力であるヒズボラもイスラエル攻撃に加わり、戦線は拡大している。中東情勢の不安とともに世界経済も一寸先を見通せない不確実性の渦に巻き込まれている。状況が直ちに沈静化しにくい局面に流れているだけに、韓国は在外国民の安全確保とともに、金融・実物経済の両面で直面しうるリスクにより徹底して備える必要がある。
中東発のショックで国際金融市場が揺れている。2日、アジア株式市場で日本の日経平均株価は一時2.7%急落し、香港ハンセン指数も取引時間中に2%下落した。韓国株式市場は三一節(独立運動記念日)の振替休日で休場だったが、3日の開場時に株価と為替の変動性が同時に拡大する恐れがある。これに伴い、金融委員会は「非常対応金融市場班」を稼働し、必要であれば100兆ウォン(約11兆円)規模で用意されている市場安定プログラムなどを施行する計画だ。急騰している国際原油価格も懸念材料だ。事態発生後、国際原油価格は2桁上昇して1バレルあたり80ドルに肉薄しているが、分析機関は不安が長期化する場合、100ドルをはるかに超える可能性があるとの警告も出している。