【コラム】統一教事態で考慮するべきこと=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.12.31 13:01
もちろん個人主義者のデリーロの着目点は統一教の合同結婚式が象徴する現代社会の没個性主義・画一主義批判だった。しかし視野を宗教領域に狭めれば、既成宗教がドグマに陥り、「真の信仰」を渇望するカレンの霊的需要を等閑視する場合、カルト宗教と非難を受ける新種教がいつでも我々の中に入り込むことがあるという点も今日の教訓にできるのではないだろうか。
こうした点で批判を受けて当然だが、統一教の政界ロビー活動を問題にして大統領が宗教法人解散の検討まで指示したのはなぜかむなしく感じられる。宗教学の教科書を広げなくても、我々の存在の意味、必滅を越えようとする霊的熱望に宗教が関与するという点は自明だ。カルト宗教であれ正常宗教であれ不安な魂の霊的な逸脱を実定法が水一滴も漏らすことなく統制することができるだろうか。