この地域だけで日本のGDP抜いた…中国「揚子江クラスター」の力
設計の米国、ファウンドリーの台湾、メモリーの韓国、装備の欧州、素材・部品の日本。半導体は徹底した世界的分業体制で、これらすべてをやる国はこれまでなかった。中国が「その国」になろうとしている。中国は長期的観点で資金を注ぎ込むビッグファンドと、関連企業を密集させて育てるクラスターを通じ半導体生態系の穴を埋めつつある。
中国革新の心臓はファーウェイがある深圳だが、革新を現実にするのは実物チップを生産する揚子江三角州クラスターだ。上海・江蘇省・浙江省・安徽省にわたるこの地域は中国の国土の4%だが、中国の国内総生産(GDP)の25%を占める。揚子江クラスターの昨年の域内総生産(GRP)4兆6700億ドルは日本のGDP4兆1000億ドルを抜いた。