【社説】また青瓦台時代へ 「不通の九重宮闕」の汚名そそぐべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.12.22 14:36
年末からまた「青瓦台(チョンワデ、大統領府)時代」が開かれる。大統領室が竜山(ヨンサン)から青瓦台への移転を始め、李在明(イ・ジェミョン)大統領も年内に執務室を移す予定だ。これで竜山大統領室時代は3年7カ月で幕を下ろすことになった。大統領室の青瓦台帰還を眺める国民の心境は複雑だ。大韓民国の正統性と権威を象徴する空間が生み出してきた「愛憎の歴史」をよく知るためだ。その間、青瓦台は特権と不通、「九重宮闕」という汚名から抜け出せなかった。歴代の大統領はみんな意思疎通を約束して入城したが、時間が経過するほど空間の閉鎖性の中で「帝王」に変わっていった。尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が「帝王的大統領制を清算する」として竜山移転を決めた際に一定の支持を受けたのも、政治的・空間的限界を克服するべきという国民的な期待があったからだ。しかし尹前大統領は不法戒厳という「帝王的選択」でその期待を裏切った。移転と復帰の過程で投入された1000億ウォン(約100億円)以上の予算はそのまま国民の負担となった。
大統領室の移転は単なる移転を越えて、治癒と回復の意味を込めなければいけない。国民に傷を負わせた政治にまた期待を抱かせる契機にならなければいけない。大統領室が竜山移転の弊害を克服し、青瓦台の否定的イメージを克服しようと努力する点は評価できる。李大統領が参謀業務棟の与民館に執務室を置き、3室長(秘書室長、政策室長、国家安保室長)と同じ建物で勤務するという点も注目される。本館執務室は首脳会談など外賓行事に使用されることになる。