【コラム】為替相場論争…不安に包まれた韓国金融市場(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.12.21 10:15
金融市場が為替相場不安に包まれている。韓国銀行の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は17日、ウォン相場と関連し「危機といえる」と述べた。異例なのは韓国銀行の対応だ。韓国銀行は最近「10月の通貨と流動性」統計を発表しながら「流動性状況に対する理解」という別の報告書を配布し会見まで行った。ドルに対するウォンの価値が急落する理由が通貨量増加にあるという「韓国銀行責任論」にひとつひとつ反論した。
市中に供給されたお金は毎月過去最大を塗り替えている。10月の通貨供給量(M2)平均残高は前月より0.9%増加した4471兆6000億ウォンだ。前年同期より8.7%増えた。9月基準で韓国のM2増加率は8.5%で、米国の4.5%の2倍近い。ウォンがドルより多く供給されたということはウォン下落の原因になる。しかし韓国銀行はM2増加量のうち相当部分を受益証券(ETF、債券型ファンドなど)増加量が占めると主張する。その上で新たに流動性が供給されたというよりは株式売却代金のうち一部が上場指数ファンド(ETF)に移動するなど資産構成変化過程で通貨量が急増したように見えたと説明する。また、ウォン安ドル高は海外証券投資拡大、輸出企業の外貨保有性向強化など需給要因が複合的に作用した結果であり、通貨量だけで説明する事案ではないとの立場だ。