【コラム】韓国の国力が作っていく韓日パートナーシップ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.12.15 15:54
ソウル麻浦区(マポグ)には韓国現代史の2つの軸である産業化と民主化を象徴する空間がある。朴正熙(パク・ジョンヒ)記念館と金大中(キム・デジュン)図書館だ。こうした物理的な縁を契機に最近、両機関の関係者が共同学術会議を開いた。「朴正熙が開いて金大中が広げた韓日関係」をテーマにその未来を議論する場だった。産業化を代表する大統領と民主化を率いた大統領を研究する学者が1カ所に集まったのはやや珍しい光景だった。しかし韓国現代史の連続性を考えればおかしなことではない。産業化と民主化は衝突する価値ではなく今日の大韓民国を築いた2つの柱だ。「歴史とは現在と過去の終わりのない対話」という歴史学者E.H.カーの言葉もこの状況によく合う。
今年は韓日国交正常化60周年だ。その歴史的な流れの中で1998年の金大中・小渕宣言は両国関係を未来志向に転換した決定的な契機として記録されている。多くの人々が金大中の政治的決断を強調する。しかしその決断が力を発揮できた背景には韓国の変化した経済的地位があった。朴正熙が主導した産業化の結実の上で金大中の外交的構想が実現したという点だ。漢江(ハンガン)の奇跡は単純な経済指標の変化でなく、日本が韓国に対する見方を変えた構造的な力だった。産業化以降に蓄積された製造業の競争力と国家地位がなかったとすれば、日本が韓国を対等なパートナーと認める余地はなかったはずだ。すなわち、産業化による国力の伸張が金大中・小渕宣言の根本動力だった。