<創刊企画「大韓民国トリガー60」(58)>3時間で金魚が死ぬ…歴代最悪の「飲料水源汚染」が与えた教訓(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.12.08 11:53
2010年代に入って環境運動はまた激変を迎えた。局地的レベルの環境保全を越え、気候変動やエネルギーなど全地球的なイシューが浮上したからだ。特に2010年代半ばから粒子状物質による大気汚染問題が日常生活に大きな影響を及ぼした。ビッグデータ専門会社ダウムソフトによると、SNSやブログなどのキーワード検索量を分析したところ、2014年に37万件だった「粒子状物質」が2015年に43万件、2016年に97万件、2017年に200万件を超えた。当時、ダウムソフトの関係者は「普段は『チキン』の検索量が最上位圏だったが、2018年に『粒子状物質』がこれを上回った」と伝えた。これは、2018年3月に中国発スモッグがソウルに影響を与え、1級発がん物質の微小粒子状物質(PM2.5)濃度が観測史上最高値になったのと関係がある。同年、韓国は経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち微小粒子状物質の濃度が最も高い国という不名誉な結果となった。
微小粒子状物質が健康に致命的という専門家らの警告が連日報道された。親たちは「子どもの呼吸する権利を保障するべき」と叫び、政府の対策を求めた。政府と地方自治体、国会は対応に追われた。同年7月、「粒子状物質低減および管理に関する特別法」を制定し、翌年2月から施行に入った。政府は粒子状物質を「社会災難」と規定し、大気汚染との戦争に入った。