<創刊企画「大韓民国トリガー60」(57)>「漢江の奇跡、九老工団、五輪…その裏には190カ国・700万人のコリアンの力」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.12.05 10:48
世界のどこに行っても次の3カ国・地域の人たちはいるという。世界各地に暮らすアイルランド系(在韓アイルランド大使館によると約7000万人)、中国系(6000万人)、そしてユダヤ系(1300万人)のことだ。特定の民族が故郷を離れて移住して暮らしながら集団を形成することを意味する「ディアスポラ(Diaspora)」の代表民族だ。韓国人の移住の歴史もこれら民族に劣らない。現在、韓国系の在外同胞数は190カ国・約700万人だ。在米同胞が260万人で最も多い。次いで中国(210万人)、日本(80万人)、欧州(65万人)の順だ。
韓国人の海外移住は苦難と悲しみの近代史の中で出発した。最初の記録は1902年12月、ハワイに向かった労働者だ。この人たちは主にサトウキビ農場で働いた。当時ハワイに定着した韓国人労働者およそ7200人の生活は劣悪だった。しかし韓人会を結成し、上海臨時政府の独立運動を後援した。日帝の国権侵奪後には多くの農民が満州と沿海州に向かった。独立活動家と知識人も集まり、武装独立運動の拠点となった。ここの韓人の苦痛の移住史は一度で終わらなかった。1930年代半ば、ソ連のスターリン政権の強制移住政策で約17万人の韓国人がウズベキスタン・カザフスタンなど中央アジア地域に追い出された。列車で6000キロを移動する約1カ月間に飢えと病気で子どもや高齢者など約1万人が命を失った。