通貨供給量4430兆ウォンで過去最大、韓国政府の拡張財政ジレンマ
市中に流通する現金が過去最大規模となり拡張財政を展開している韓国政府の悩みを深めている。急増した市中流動性が韓国経済の「アキレス腱」になった不動産価格上昇とウォン安をさらにあおりかねないという懸念からだ。
韓国銀行によると、9月の通貨供給量(M2)は前年同月比8.5%増えた4430兆5000億ウォン(約468兆2936億円)を記録した。6カ月連続の増加で、増加幅は2022年6月の9.0%以降で最大だ。8月のM2増加率も前年比8.1%に達した。コロナ禍対応に向け政府の大規模財政支出が続いた時期と同じ水準で現金が新たに供給されているという意味だ。M2は現金と要求払い預金、マネーマーケットファンド・収益証券、2年未満の定期預金・積立金など現金に簡単に変えられる広義の通貨を意味する概念だ。