エヌビディアのプロジェクトリーダーが明かすフィジカルAI戦略(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.11.12 17:58
こうした学習が行われる空間が「オムニバース」と「アイザックシム」だ。オムニバースは光、重力、摩擦のような現実の物理法則がそのまま作動する3次元(3D)仮想世界だ。アイザックシムはその中でロボットを訓練させるプログラムだ。また、エヌビディアはロボットの頭脳の役割をする2種類のモデルも作っている。「コスモス」はロボットがカメラやセンサーに入ってくる情報を見て状況を理解するようにする感覚エンジンで、「グルート」はその情報を基にどのように動くのか判断して行動するようにする基盤モデルだ。
それならエヌビディアはフィジカルAIを作るサービスで何をしようとするのか。スペンサー・フアン氏はフィジカルAIを「世界を見るAIから、世界を触るAIに拡張する概念」と説明した。これまでのAIは映像を見て認識することに集中したが、これからは事物を直接扱って操作する能力が必要だという意味だ。しかしこうしたデータを現実で得ることは根案なため、エヌビディアはシミュレーションを通じて「手で学ぶデータ」を新たに作り出している。すなわち、ロボットが実際に物をつかんだり運んだりする行動を数えきれないほど仮想実験の中で繰り返して学ぶ構造だ。こうして学習したモデルが実際のロボットに適用されれば、ロボットはその経験に基づいて現実で動くことができるようになる。フアン氏は「いまのロボットソフトウエアは決まった規則だけで動いた段階から、自ら学び適応する段階に移っている。これからは2つの方式を適切に混ぜたハイブリッド形態になるだろう」と話した。彼はまた「ロボットが自らデータを集めて、そのデータを再び学習する構造が作られてこそ本当に発展が起きる」と強調した。