「企業価値5000億ドルのオープンAI、50億ドルの赤字」…証券市場揺さぶるAIバブル論
米国発の「人工知能(AI)バブル論」の恐怖が5日に韓国をはじめとするアジアの証券市場を揺るがした。ドイツDAX、フランスCACなど欧州の証券市場も下落傾向で出発した。米国連邦政府のシャットダウンなど米国発の悪材料も重なった。
米AIソフトウエア分野の代表に選ばれるパランティアが4日にナスダックで8%近く急落したのが直撃弾となった。パランティアの7-9月期売上額は11億8000万ドル(約1816億円)で四半期基準では過去最大だった。だがパランティアの株価は今年に入って152.2%上がった。今後12カ月の予想利益基準の株価収益率(PER)は214倍で、評価が高いという議論が大きくなった。インフラストラクチャー・キャピタル・アドバイザーズのジェイ・ハットフィールド最高経営責任者(CEO)は「市場がAIの潜在力を株価に反映してきたが、もう『証明せよ』という段階に達した。業績が後押しされても200倍のPERは正当化し難い」と話した。また別のAI代表銘柄であるオラクルも3.75%下がった。AIブームを牽引したエヌビディアとAMDも4%近く下落した。ファクトセットデータによると、ハイテク株中心のナスダックは先行PERが約30倍でこの10年間の平均25倍を上回る。