火災で停止した韓国‘デジタル政府’…実質的に存在しなかったバックアップシステム(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.09.29 07:02
韓国で、「電子政府の心臓」である国家情報資源管理院がストップした。一度の火災で国家電算システムが麻痺(まひ)したのだ。26日に発生した管理院大田本院の火災により、政府業務システム647件が同時にダウンした。火災発生から2日が過ぎた28日にも、市民の利用が多いインターネット郵便局をはじめ、福祉ポータルサイト「ポクジロ」や行政サービスサイト「政府24」、国家電子調達システム「ナラジャント」などは依然として復旧が進んでいない。公務員の内部業務ネットワーク「オンナラシステム」も正常に作動していない。当面、秋夕(チュソク、中秋)を目前に大きな混乱が懸念される。行政安全部は復旧まで少なくとも2週間以上はかかると予想している。
3年前の2022年10月にインターネット情報媒介サービス大手「カカオ」に大規模障害が発生した際、韓国政府は「災害があっても3時間以内に復旧できるシステムが構築されている」と明らかにしたが、誇張された発言だったことが今回露呈した。政府の電算システム災害対策は穴だらけだった。バックアップシステムは事実上存在しなかった。李在明(イ・ジェミョン)大統領は「(管理院の火災により)国民の皆さまが大きな不便と不安を強いられている。国政の最高責任者として申し訳ない」と謝罪した。