ソウル各地で「チャンX」と叫びながら集会…「中国観光客特需」を前にした商人たちのため息
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.09.26 15:41
9月29日から中国団体観光客のビザなし入国が許可される。10月1日から7日までは中国最大の名節の一つである国慶節「ゴールデンウィーク」となっている。関連業界は「遊客(中国人団体観光客)特需」への期待に胸が膨らんでいる。しかし同時に懸念も大きくなっている。最近、ソウルや首都圏各地でヘイト表現を交えながら中国や中国人を強く非難するデモが相次いでいるためだ。一部の商人たちは「中国だけでなく他の国から来た観光客もデモのせいで不安がっている」と懸念を示した。
デモを主導しているのは「民草決死隊」という団体だ。最近は中国人滞在者の比率が相対的に高い地域を選んで連日集会を開いている。22日には京畿道安山(キョンギド・アンサン)で、23日には観光客が集まるソウル中区明洞(チュング・ミョンドン)で集会と行進を行った。現場では「チャンX」といった極端な蔑視やヘイトスピーチが続き、露骨な悪口が書かれたプラカードを掲げて歩きながら外国人と摩擦を起こす場面まで見られる。