<創刊企画「大韓民国トリガー60」㉝>1209回の挑戦が生んだ「奇跡の種籾」、空腹からの解放(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.09.25 14:04
統一稲の成就は驚くほどだった。72年、10アール(1000平方メートル)あたりの一般稲の収穫量は321キロであるのに対し、統一稲は386キロにのぼった。翌年には481キロに増えた。統一稲の栽培が増え、全国の米収穫量も75年に4.5%増、76年に11.9%増、77年に15.2%増となった。74年に夢の3000万石を超えてから3年後の77年に4000万石を突破した。同年、全国平均収穫量も10アールあたり494キロとなり、日本の従来の世界記録447キロを上回った。政府は76年、米の自給を公式宣言し、77年には14年ぶりにマッコリの製造を許容した。史上初めてコメ不足の恐怖から脱したのだ。
統一稲の成果は農業だけにとどまらない。70~80年代の産業化を支える役割をした。韓国現代史のキーワードとして不足はない。20世紀後半に韓国号を動かす燃料を供給した。ひとまず腹を満たしてこそ他のこともできる。統一稲は空腹の解消と経済発展という二兎を得るのに最も大きく寄与した。