【コラム】脱炭素・電気自動車を狙って…日本製鉄、USスチール買収で世界1位奪還を摸索(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.09.15 15:59
日本製鉄が6月18日、USスチール買収を発表した。これは2006年のミッタルによるアルセロール合併で世界で初めて年産1億トンの鉄鋼企業アルセロール・ミッタルが誕生して以降、世界鉄鋼業界に最も大きな含意を持つ事件だ。USスチールを買収した橋本英二会長のビジョンは粗鋼生産量を1億トンに増やして「10年後に必ず世界1位に復帰」するというものだ。
このため橋本会長はUSスチールが独自で生産できない電磁鋼板など最先端設備投資を推進し、新規製鉄所も建設する計画だ。現在の年産1400万トンの粗鋼生産も2028年までに2000万トンまで増やす計画だ。また米国2位の高炉鉄鋼企業クリーブランド・クリフスの市場シェアを引き込んで現在15%水準の市場シェアを倍に増やすと宣言した。