中国に押され中東に追われ…崖っぷちの韓国石油化学(2)
中央SUNDAY/中央日報日本語版2025.08.31 12:02
その後中国は韓国より優秀な生産能力と安い人件費にともなう価格競争力を保有、汎用製品生産で優位を占めた。中国はエチレンを2023年に5174万トン生産したが、これは2020年の生産量より60%ほど多く、2023年の韓国のエチレン生産能力1280万トンの4倍に達する数字だ。それが供給過剰と価格下落をあおった。麗川NCCとロッテケミカルなど大企業を含む韓国の石油化学業界が輸出市場で苦戦する背景だ。
韓国石油化学協会によると韓国の石油化学製品輸出で対中輸出が占める割合は2010年の47.8%から2023年には37.3%に縮んだ。これにより韓国のNCC稼動率が2021年の93.1%から2022年に81.7%、2023年に74.0%と落ち込むほど仕事が減った状況だ。産業研究院のチョ・ヨンウォン研究委員は「最近の中国の景気低迷で石油化学製品価格下落傾向が深まる悪循環構造が形成された」と分析した。ここに中東の加勢が追い打ちをかけた。サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェートなど中東諸国は産油国のため、石油化学産業で原料価格競争力で優位を占めることができる。ところがこれらの国が自国の産業多角化に向け相次いで石油化学産業への進出と高強度投資に出て供給過剰を悪化させている。