【社説】安保を越えて未来型包括的韓米同盟を準備する時
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.08.28 16:03
韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が3泊6日間の日米訪問を終えて帰国した。トランプ米大統領との韓米首脳会談は成功だったという評価が出ている。石破茂首相との会談では中断していたシャトル外交を復元するなど韓日の信頼回復の青写真を用意した。今回の訪問を通じて韓米日3カ国の未来志向的目標を共有した点も重要な成果だ。実用外交を前面に出した李在明政権が事実上最初の外交試験をうまく通過したという評価を継続させるためには、今後の後続措置がより一層重要になる。成果は通商・安保分野で国益を最大化する結果につながってこそ完成する。ホワイトハウスで見せた場面が一過性のイベントでないという点を証明しなければいけない。
何よりも軍事・安保分野に限られた韓米同盟を、国格と時代の流れに合わせて現代化する必要がある。トランプ大統領が「米国の造船業は廃れた」と述べたように、韓国が競争力を持つ造船産業は韓米協力の頼もしい分野だ。トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の会談の仲裁を通じて北朝鮮問題をカードとして使用することも可能だ。原発建設も米国は源泉技術を保有し、韓国は施工能力を認められているだけに、両国がウィンウィンできる領域だ。