「出発~!」1分足らずで高度50メートルまで…空飛ぶタクシー、中国で現実に(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.08.08 13:58
連日降り続いた雨がやんだ6日、「ドローンタクシー」と呼ばれる無人電動垂直離着陸機(eVTOL)に乗るため、中国広東省広州市の都市航空モビリティ(UAM)企業「億航(Ehang)」を訪ねた。曇り空を心配そうに見上げていた記者に、同社の関係者がこう声をかけた。「16組のプロペラがそれぞれモーターエンジンを基盤に作動します。1~2組のプロペラで動くヘリコプターとは違い、一部に故障が発生しても大きな危険には至らないので、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ」。
eVTOLは、伝統的なヘリコプターや航空機とは異なり、燃料ではなく電力を用い、垂直離着陸が可能な機体だ。億航の2人乗りeVTOL「EH-216」は今年3月、中国民用航空総局(CAAC)から世界で唯一「運航認証」(OC=Operating Certificate)を取得したモデルだ。縦横約50メートル四方の正方形の離着陸場の中央に置かれたEH-216の内部は、大人2人が座れる座席と、高度・飛行経路・傾き・バッテリー残量などを表示するモニター1台という簡素な構成だった。身長160センチ・体重40キロ台後半の記者が1人で乗るには十分な広さだったが、荷物を持っている場合や体格の大きい男性2人が乗る場合は狭く感じるかもしれない。