<創刊企画「大韓民国トリガー60」⑯>50年前の「ポニー神話」…「死のうが生きようが独自モデル開発」切迫さがあった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.08.06 11:32
2023年5月、現代(ヒョンデ)自動車グループは約50年を遡る時間旅行をした。1974年にイタリアのトリノ・モーターショーに展示した過去の「ポニー・クーペ」のコンセプトモデルを復元した。その上で現代自動車の鄭義宣(チョン・ウィソン)会長はこのように話した。「昔苦労しながらともに努力した点、そうした全てのことを再び生き返らせようという趣旨だ」。当時どんなことがあって鄭会長が50年前を生き返らせようとしたのだろうか。
50年前の環境は現代自動車にはどん詰まりと変わらなかった。71年から2年近く続けてきた米フォード自動車とのエンジン生産合弁交渉が決裂した。当時韓国には新進(シンジン)、起亜(キア)、現代の3つの自動車メーカーがあった。海外から自動車部品を輸入し自動車を組み立てて国内で売っただけで、輸出は夢見ることもできなかった時代だった。