政権交代で方針変えた韓国統一部…対北朝鮮ビラ自制から中断へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.10 11:18
韓国統一部が民間団体に対北朝鮮ビラ散布を中断するよう「強く要請」した。表現の自由を尊重するため対北朝鮮ビラ散布を公式的に防がなかった尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の基調は事実上廃止されたということだ。南北間の緊張緩和を図ると明らかにした李在明(イ・ジェミョン)政権がこれを通じて最初の対北朝鮮メッセージを出したとみることができる。
統一部の具炳杉(ク・ビョンサム)報道官はこの日午前の定例ブリーフィングで「6月2日前後に拉致被害家族連合会が統一部の自制要請にもかかわらず4月27日、5月8日に続いて3回目のビラ散布をしたことに遺憾を表す」と明らかにした。続いて「これは韓半島(朝鮮半島)状況の緊張を高め、境界地域住民の生命と安全を脅かすため、ビラ散布の中止を強く要請する」と述べた。