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山すそまでマンションがずらり…韓国、膨らむ「都市型山火事」の恐怖

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2025.04.30 15:41 Googleで中央日報を読み逃さない
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「風が吹く音が聞こえるたびに家が火に焼けるのではないかと心配になりました」

29日、大邱市北区八達洞(テグシ・プック・パルダルドン)の臨時避難所で会ったキム・ジェソンさん(71)は「夜中、深く眠れなかった」と言った。前日午後、大邱函芝山(ハムチサン)で発生した山火事は秒速15メートルの強風にあおられて助也洞(チョヤドン)・魯谷洞(ノゴクトン)・西辺洞(ソビョンドン)付近まで拡散した。民家が密集する場所まで火が広がったため避難案内を受け取った住民は6500人余りに達した。キムさんも公務員の案内に従って着の身着のままで慌てて家を飛び出した。

 
大邱の都心を脅かす大型山火事は1989年4月八公山(パルゴンサン)山火事以来36年ぶりだ。住宅、LPG充電所などに火が広がることを防ぐために通常夜間には行われないヘリコプター消防活動を続け、サーマルカメラ搭載ドローンを動員して「防御線」を守った。夜のうちに火は徐々に小さくなり、発火23時間後のこの日午後1時、当局は主火鎮火を宣言した。人命被害はなく、サッカー場364個分の面積の山林(260ヘクタール)が被害を受けたと推定される。

このような「都市型山火事」の危険は全国的に大きくなっている。山林庁は今年初めの報告書で「最近都心地の山火事が頻発している」とし、ソウル・仁川(インチョン)・釜山(プサン)・大田(テジョン)・大邱など大都市を懸念地域に挙げた。自然の近くに住居を持つことが人気を得て、山林隣接地が開発される中で、気候変動による高温・乾燥現象が大型山火事の発生の可能性を高めている。

実際に山火事が都市に広がったり建築物の火災が山林に移ったりする事例も増加している。2013年3月浦項(ポハン)では山火事が秒速15メートルの風に乗って市内建物4棟を襲い、1人が亡くなって26人がけがをした。2023年江原道江陵市蘭谷洞(カンウォンド・カンヌンシ・ナンゴクドン)で発生した山火事は住宅をはじめ建物406棟を焼いた。山林庁によると、建築火災が山火事に広がる場合が1990年代年平均1.1件から2020年代36件に増えた。産業体の多い首都圏や慶南(キョンナム)では工場の火災が山火事に広がることが多い。

慶一(キョンイル)大学消防防災学部のイ・ジス教授は「都心の火災は山火事とは消火方法が異なるため、同時発生する場合、消火活動の難度が非常に高い」とした。可燃性・引火性素材を扱う工場で火災が起きて近隣の山に火事が広がれば、専門の薬剤・装備を備えた消防車、有毒ガスに対する備えが必要になる。山林庁のヘリコプターと山火事鎮火隊員が戦う山火事とは対応方法が異なる。米国はこれを「山林・都市複合火災(WUI fire)」と呼ぶが、韓国には都市型山火事に対する対応体系がない。山火事は山林庁、一般火災は消防庁が担当しているためたびたび混乱が生じる。

専門家は都市型山火事に対する備えを注文した。又石(ウソク)大学消防防災学科のコン・ハソン教授は「湿気が多いアベマキなどで防火樹林帯を作り、屋根にスプリンクラーを設置して山火事が建物に広がらないようにしなければならない」とした。牧園(モクウォン)大学消防安全学部のチェ・ジン教授は「山林近接住民に対する避難教育が必要だ」と強調した。

一方、函芝山山火事の第一発見者であるクォンさん(63)は中央日報に「畑仕事をしている時、遠くから煙が広がり始めるのを目撃した。携帯電話がなくて近くにいた住民に申告するように話した」と当時の状況を伝えた。当局は自然発火よりも失火や放火の可能性に重点を置いている。

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