トランプ発ショック予想していたか…iPhone下請け企業の大きなビジョン(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.29 13:08
アップルの心変わりによっていつでも事業が揺らぐ恐れのある状況で、フォックスコンは変化と挑戦に力を注いでいる。郭氏はすでに2018年に、「今後5年間で最小100億台湾ドルを投資する」としてAI企業への跳躍計画を発表している。この時、新たな成長動力として選択したパートナーがAIチップのトップランナーであるエヌビディアだ。エヌビディアが設計したグラフィック処理装置(GPU)はTSMCでSKハイニックスの広帯域メモリー(HBM)とともにパッケージングされ、「ブラックウェル」のようなAIアクセラレータとして完成される。これをフォックスコンが受け取り、ソリッドステートドライブ(SSD)、冷却システムなどと結合してAIサーバーとして組み立てた上でデータセンターに最終納品する。昨年フォックスコンの全売り上げのうち約30%はクラウドとネットワーキング製品から出た。iPhoneなど消費者電子製品部門の46%に迫る水準だ。フォックスコンの劉揚偉CEOは「早ければ今年中にもAIサーバー売り上げがiPhone売り上げを超えるかもしれない」と明らかにした。
エヌビディアとの密着の歩みは独自のAI技術開発でも実を結び、中国語繁体字に特化した初の大規模言語モデル(LLM)「フォックスブレーン」も先月公開した。2017年に日本の東芝半導体の買収戦に飛び込むなどメモリー半導体企業として生まれ変わるための野心も見せている。