【コラム】日本の「宝くじマンション」で一体何が? 殺到した中国人に高まる反感
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.14 15:39
昨年初めから本格的な入居が始まった東京中央区の「晴海フラッグ(HARUMI FLAG)」。日本初となる5500世帯の大団地マンションだが、韓国式で表現すると「宝くじマンション」といってもよいほど分譲価格に比べて価格が急騰した。日本の「失われた30年」沈滞期間、日本人は「家は買ったらその日から値下がりする」という認識を持つほど不動産は停滞していた。だが、この大団地が日本分譲市場の回復を象徴し、従来の固定観念は崩壊している。
当初、晴海フラッグは相場よりも安い分譲価格で注目を浴びた。2013年東京都は2020年オリンピック(五輪)開催地に選ばれるとゴミ焼却場だったこのあたり一帯を五輪選手村として再開発した後、一般に分譲することにした。立地は申し分なかった。東京の最中心部である港区と中央区、千代田区から近く、都心と東京湾に対する眺望が可能なところだった。不動産開発業者を引き込むのにこれ以上はない条件だった。