「マスクリスク」が現実化…欧州と中国で赤信号灯ったテスラの突破口は
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.06 11:21
「マスク効果」は「マスクリスク」になったのか。テスラの欧州と中国の実績に赤信号が灯った。今年に入って2カ月間の新規登録・出荷台数が昨年より大幅に減ってだ。テスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は米トランプ政権の政府効率化省(DOGE)トップとして連日政治的発言をしており、テスラのブランド忠誠度が試されているとの懸念が出ている。
ロイターなど外信は4日、中国乗用自動車協会(CPCA)の資料を引用し、先月のテスラ中国工場の出荷台数が3万688台で前年同期比49.2%減ったと報道した。2022年8月以降で最も少ない。欧州でもテスラの不振が目に付く。欧州自動車工業協会(ACEA)は先月25日、欧州で1月に新規登録されたテスラ車は9945台で前年同期比45.2%減少したと発表した。同じ期間に欧州製電気自動車の新規登録台数は16万6065台で前年1月比37.4%増えた。欧州の電気自動車市場はずっと大きくなっているが、テスラを選ぶ購入者は急減したのだ。