【中央時評】露ウ戦争の終戦交渉と韓半島の未来
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.02.26 11:57
トランプ米大統領がロシアと終戦交渉を進めている。しかしこの交渉からは欧州のNATO(北大西洋条約機構)国と戦争当事国ウクライナが抜けている。報道によると、米国はウクライナの鉱物資源収益を戦争支援の代価として要求した。ロシアが占領した領土をロシアに譲渡するだけでなく、ウクライナのNATO加盟も認めないという。これを歓迎するロシアは欧州NATO軍のウクライナ駐留にも反対する。ウクライナの涙ぐましい犠牲にもかかわらず、米国は戦争の終結をなぜこのように急ぐのか。韓半島(朝鮮半島)にはどのような影響を及ぼすのか。
トランプ大統領は利益と戦略という観点で動いている。経済的利益を重視して米国を中心に判断するトランプ大統領は、米国の税金が大規模に投入される戦争を迅速に終わらせることに成功したとして自らの業績を有権者に誇示しようとする。さらに戦争を終結してこそ中国との覇権競争に集中できるという戦略的な考慮をしている。戦争のために西側とロシアの関係が遠ざかり、その結果、中国に圧力を加えることがはるかに難しくなったと判断し、中ロを分離しようとする。そのような雰囲気を見せる会議に出席したことがあった。米国の代表的な学者とシンクタンク代表が発表する会議だった。ある発表者が今はウクライナと中東から米国が迅速に抜け出して中国への対応に全力を注ぐべき時だと強調すると、別の専門家はそうすれば世界の秩序が揺らぐと批判した。このように世界秩序維持派と米中競争重視派のうちトランプ大統領は後者に属する。