【中央時評】どん底に落ちた韓国政治、難局の時間
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.17 14:22
暗い時間を過ごしている。国は道を失ってさまよっているようだ。この混沌の政局がいつ終わるのかも分からない。毎日のニュースに接しながら市民社会の敵対的分裂、憎悪、激しく対立する政治はますます深みに落ちていく感じだ。このどん底からどのように抜け出すべきか、果たして抜け出せるのか、先が見えない。この国の状況がどうやってこのようになったのか。なんとか破局を避けたいというのが国民の思いだろう。
希望を失えば未来もなくなる。長い時計で見ると、民主主義の定着のためにこの難局はいずれ直面する過程なのかもしれない。我々の国民はどういう国民か。解放後、深刻な混乱とテロ、ソウルの主が4回も代わり国民の多数が生死の岐路に立った韓国戦争(朝鮮戦争)、4・19後の混迷期、通貨危機…すべて経験して立ち上がった国民だ。この時間が流れれば、今のこの混迷した政局もまた流れるのだろう。しかし我々が今回しっかりと立ち上がるためには、今のこの危機の性格を理解し、先を準備する議論を怠ってはいけない。